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アメリカ先住民の子孫は...
人それぞれ、各自違うのです…ボデイーの構造が…面白い!
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やっとの更新なのに期待に答えられずスミマセン~実は色々なイベント記録をとってあるのですが、写真など添えビジュアルにこれから伝えたく…少々お待ち願いたく…(やっと添えました…関係ないようなビジュアルでしょうか~)

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ただしちょうど近頃アメリカ先住民の詩?なのか宣言なのか…ホピーインディアン酋長の心焦がれる呼びかけのお言葉に感銘を受けてまして(今度訳してみましょう…英文ブログに載せたままでした~)…もういい加減シテイーガールを脱皮し近頃は天然志向ネイチャーガール志願の私なので、このセオリーをシェアしたくって…


★ 邪馬台国の起源「古代アメリカ先住民族の末裔」

北米の荒野に住むホピ族は、アメリカ大陸最古のインディアンとして知られている。
ホピ族の言い伝えでは、「遠い昔にホピの一族が分かれて、北米から中米に渡った一派があった。中米で巨大な都市を築いたのがマヤやアステカであり、さらに南下を続けて南米に至ったのがインカ文明を築いたインディオたちだ」というのだ。
その後、マヤやインカなどに住んでいた民族、特に中南米の古代アメリカ先住民のインディオは新しい大陸を求め、今から約3500年前にはすでに日本に渡ってきていた。
つまり、日本の琉球民族やアイヌ人の始祖がインディアンのホピ族にあたると考えられるわけだ。
(転載:http://blog.goo.ne.jp ブログより)

信じる、信じないは別問題として…
面白い。
***
ところで本棚にずっと昔からあるのがこの本…「今日は死ぬのにいい日だ」…ナンシーウッド著、金関寿夫訳…
ここからはもっとも詳しい阿部珠理教授のエッセイから引用させてもらいます。どうりで惹かれる訳が解りました…072.gif
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「今日は死ぬにはいい日だ」
日本でも有名なインディアンの言葉である。狩猟民族のラコタ族が、戦闘に行くときにあげる雄叫びだ。勇敢な男たちは、死んでもかまわないという決意で三つ編みに編んだ長い髪をほどき風になびかせる。そして馬上で叫ぶ。「今日は死ぬにはいい日だ」

インディアンには長い歴史に培われた「武士(もののふ)」の伝統があり、死ぬことを恐れないだけではなく、「潔く死ぬためには、潔く生きなければならない」という心情がある。死に方の潔さは、生き方の問題だという思想が脈々と受け継がれているのだ。インディアンはその歴史を文字で残してきた民族ではないが、その価値観や思想は生き方そのものの中に伝わっている。

この死生観は、日本の「葉隠(はがくれ)」の精神に通じる。そこにあるのは「死に様」の美しさであり、それを重要だと考えていた日本人の思想である。死に様の美しさを求める気持ちは、突き詰めればどれだけ充実した生き方をしてきたかを表している。この人生の密度が死に方の潔さを決めるという意識が、日本人とインディアンに共通する。住んでいる場所も文化の成り立ちもまったく異なるアメリカインディアンと日本人は、究極的な価値観において通じ合うところがある。

実際アジアから凍ったベーリング海を歩いて渡ってアメリカ大陸に到達したインディアンと日本人は、生物学的にはモンゴロイドの「はとこ」くらいの関係にある。弓の島(日本列島)に定住した日本人は、縄文から弥生時代をへて異文化と混淆し、近代には決定的な西欧化の波にのまれてゆく。一方、亀の島(アメリカ大陸)の住民のインディアンは、西洋文明の制服の歴史の中で、野蛮と未開のレッテルを貼られながら、祖先の価値観をずっと継承してきた。

異文化を受け入れることで近代化を達成した日本人と、時代と状況が変化しようとも自分たちの価値観を頑なに守ってきたインディアン。こうした不器用としか思えないインディアンの生き方に、日本人はどこかで懐かしさと共感をおぼえてしまうような気がする。

生き方の密度を重んじるインディアンは、日ごろの行動で人を評価する。学者や経営者といった肩書きだけで、インディアン社会で尊敬されることはない。彼らは多くを語らないが、「人の背中を見て生きてきている」のだ。

集会、選挙など、機会あるごとにコミュニティで顕彰式が行われるが、その対象は病院の掃除夫であったり、何も職業を持たない人であったりする。私がよく話を聞くメディスンマンも、部族議会が行われる建物の清掃を仕事にしているが、顕彰された一人だ。メディスンマンは、各部族のシャーマン的存在であり、祈祷師、医師、聖職者、予言者すべてを兼ね備えた存在だ。最近では、伝統の継承者、コミュニティのカウンセラーの役割を負う。だがメディスンマンであることの絶対条件は、癒しの力をもっているということだ。病気や怪我を癒すことから、精神の癒しまで、その力のない者を、メディスンマンとは呼ばない。

メディスンマンは癒してもお金を受け取らない伝統があるから、生活は決して豊かではない。それでも自分の生活より他者の癒しを優先する彼らが、一番に顕彰されて何の不思議もない。

サウスダコタ州に住むラコタ族は昔から孤児がいない社会だと言われているが、それは実際両親が亡くなっても、誰かが子どもの面倒を見てきたからだ。現在でも犯罪やアルコールの問題で両親が収監された場合、親戚や近所の子どもを引き受ける例は多い。ラコタ族の保留地(インディアンが土地を奪われ最終的に囲いこまれた場所)は、アメリカの最貧地帯とされているが、それでも餓死した人の話を聞いたことがない。集合住宅で死後三週間もたって発見される「豊かな無縁社会」日本と異なり、貧しいながら人はしっかりと繋がり助け合う。人を助けたからといって自分の行いを吹聴したりもしない。平気で自慢するような恥じらいのない人間を、誰も尊敬しはしない。

現代はどうしても物質的な豊かさであるとか、学歴といった目に見えるものに価値が見出されがちだが、かっての日本社会は、ニンゲンの内面をより重んじ、その価値を認める社会だった。日本人が失いつつある、「奥ゆかしさ」や「恥じらい」が、インディアンの生き方に触れることで、郷愁や賞賛とともに喚起されるのかもしれない。日本人はやはりインディアンが好きなのだと思う。

多くの日本人がインディアンと馴染みになるのは、一九五〇年代の西部劇の中であったろう。だがそろいもそろって西部開拓を妨げる悪漢として描かれたインディアンに、そのとき日本人が親しみを持ったかどうかは分からない。

日本人がインディアンを好意的に受容したのは、一九六〇年代から七十年代にかけて世界中に広がったヒッピームーブメントからだろう。インディアンをモデルにヒッピーは髪を伸ばし、はだしにサンダルで大地を歩いた。ヒッピー思想の中心に自然回帰があり、髪の毛を伸ばすのはその象徴であった。

ひたすら利潤と効率を追求してきた近代の物質文明のひずみが世界を覆う中、自然回帰から環境保護、そしてエコロジーに対する意識の高まりが、私たちをインディアンに近づけてゆく。インディアンは太古からの「大地の守り人」として注目を浴び、エコロジーの教祖として受容されるようになる。ことに八〇年代以降、「癒し」を求める人びとがインディアンのスピリチュアリティに惹かれ、自然とともに生きていた彼らの魂の声に耳を傾けようとする。セドナやブルーレイクなどインディアンの聖地を訪ね、そのパワースポットでの神秘体験に癒しを求める人たちが出てきた。ラコタ族長老オーバル・ルッキングホースを招いて二〇〇四年に開催された「聖地富士山で世界平和を祈る」イベントには、日本中から三〇〇〇人もの人が集まった。

私は不思議な縁からインディアンの世界に入り、毎年彼らのコミュニティを訪れる生活を続けている。彼らの現実生活は厳しく、決して褒められることばかりではない。だが、もう二度と来るものかという体験をしても、やはり来てしまう。私を呼び戻す磁場がそこにある。

インディアンとの出会いから二〇年がたつ。ここにあるのは彼らが守ってきた万古の智慧とそこから発せられる何気ない一言、その言葉が私にもたらした気づきの数々である。決して特別なことが起きたわけではない。だが、ありきたりの日常の中に珠玉のような普遍の価値があることを、インディアンほど私に教えてくれた人々はいない。

ー阿部珠理 (立教大学社会学部教授)
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学歴偏重社会のシリコンバレーにはあまりにも異なる価値観でかえって新鮮に写るのでしょうか。全く不利な境遇に置かれた上に哀れで不器用なインディアンに対して決して同情ではなく、尊敬の意も感じつつ少々親近感が沸いたりしないでもない…(私もかなり不器用な世渡り名人...それは名人とは言わないか~)012.gif

現代社会では忘れがちの生き方とか人生の捉え方とか…地位、名誉、富以外、何が大事なのか考え直すきっかけを与えてくれるパワフルな本です。 

 
by Ananda-Balasana | 2014-02-20 14:16 | Japan 日本
Certified & Registered Yoga Alliance Instructor:自然治癒力を高めるヘルシーライフ志向*カリフォルニア西海岸ジョイフル人生をCELEBRATE!全米ヨガアライアンスTT200+キッズ&アドバンスR&R認定トレーナー
by Ananda-balasana
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