Dr. Hinohara - 日野原先生の講義、サンフランシスコにて
東京の聖路加国際病院の理事長でいらっしゃる、日野原先生の講演会を聴きにサンフランシスコに行ってまいりました。なんと今月で102才の誕生日を迎えた先生はいたってお元気で、杖に頼らず、かなりしっかりした足元でステージに…少々かがんだ姿勢でしたが、演壇で又気を入れたせいか、シャキー!えっ、マイケルジャクソン的な仕草でバックステップをとった時には、観客からのどよめきが笑いと湧き上がったりで…ユーモアを盛り込んだお話が面白く時間の経過を忘れましたが、たしか1時間ほど構台からパワーポイントを指しながらプレゼンテーション。102才でおられることを忘れさせる、さすがのプレゼン力でした。

長寿と言えば、近代医学にどっぷりお世話になるような人工的健康維持からではなく、自己治癒力を発揮し長生きされたのは、現代のヨガの父と呼ばれ、20世紀を代表する偉大なる師匠…絶対的存在のヨギと言えば、亡きクリシュナマチャリア師。ヨガの発祥地はインドなのですが、英国の植民地であったせいで、上流社会エリート階級の間では洗脳されてか、まず西洋医学が正当であり、肝心のインド人の中でもヨガやアーユルベダを野蛮と恥じ、やや見下げる風潮があったそうです。西洋文化を崇拝するなか、文化遺産とも言える、先人から受け継いだヨガ健康法やアーユルベダ医学はカルト的で下等とまで見下げられていたそうです。ところが反対に遠方から数々の西洋人までがクリシュナマチャリア師を訪ね彼のもとで学ぶようになってからはそういった時代の先をいくような西洋人の褒讃により、ヨガも見直され…後ほど西洋から学びにこられた生徒さん達が母国に戻り、*星の王子様*ではないですけど、科学的、医学的に実証しつつ、ヨガを広げ、又恩師をインドから招いて…さらにヨガを広め、リピート、そういった繰り返しを継続し、今日のヨガブームがあるのです。

T.クリシュナマチャリア師は近代ヨガに最も影響力を及ぼした伝説的匠ヨギ…モダンヨガの師匠。ヨガを世界中に広めるために貢献したヨガマスターのアシュタンガ流派ヨガのパタビジョイス師やアイエンガー流派ヨガのアイエンガー師も、お二人共、修行中の若き頃はクシュナマチャリア師の生徒でらしたのです。クシュナマチャリア師のもとでヨガを学びクリシュナマチャリア師を絶賛しています。先生の先生…偉大なグルと呼ばれ、世界のヨギからの敬意を受けるこのマスター、クリシュナマチェリア師*それ程の師でも生涯…101才で終止符をうったのです。(別に長生きするから偉いとは思ってませんが…ヨガを浄めた実践者自身の生き方がプラクティスのあかし…日々のQOLが実証ですから)彼の場合は全く近代医学・医療には世話にならず、自己の自然治癒力だけを頼りにしたわけで、それを考慮すると日野原先生もインドのグル並にパワフルな生き方の指導者であるわけですね。

いくら長生きしても、最後に思考、支離滅裂だったり、寝たきりで過ごすのではQOL (quality of life)に欠けるので、そういった長生きはあまりしたくないけど、クリシュナマチャリア師のように健康で最後まで質ある毎日が送ることが可能なら、ヨガプラクティスを健康維持にとインスピレーションにしておられるヨガ愛好家も少なくないかと思います。

日野原先生をまさか伝説ヨギと比較するつもりなぞ全くなかったのですが、この長寿のお見本のお二人のお言葉にかよいあう何かがあるため、余計…日野原先生、凄いです。一見、ヨギどころか、ごくフツーのオジサマが102才!もうスーパーマン(スーパードクターでしょうか)とは先生のことでは?超人とは先生のことを指すのでしょう。(私の場合だとバージョンが違っても説く教えが同じなので、”ヨギ”と呼びたいのですが…やはり先生のトークで強調された、ストレッチ運動は毎日欠かさないそうですよ~)先生が今回のトークでも触れた、日本の学校でのいじめ問題。この対策に先生は”命の授業”という子供たちの教育活動に取り組み、これまでなんと200回近く、全国の学校を回り、”命の授業”を通し命の尊さを子供たちに訴えたそうです。社会問題にもなった、いじめ問題の解決の糸口を実際のACTION・御活動でさぐり、子供たちに、どの命も天から授かるものであることを学びます。これは杉並区広報課から発行されたチラシからの引用ですが…まだ走り出しの若き(笑)90代でらした先生が小学5-6年生達を教える情景が目に浮かびます。

授業は、日野原さんの「いのちとはなんだろうか?」という子どもたちへの問いかけから始まりました。子どもたちの口からは、「心臓」「脳」といった言葉が飛び出しました。子どもたちは配られた聴診器で自分の鼓動を聞いたり、自分の心臓と同じ大きさの果物を選んで手にとったりして、いのちとは何かを
考えました。

日野原さんは子どもたちの間を歩き、一人ひとりの顔を眺めながら、「心臓は“いのち”を保つために血液を体に送る大切な役割を果たしているけれど、いのちそのものではありません。私はいのちと
は、自分の使える時間のことだと考えています。自分の使える時間を少しでも自分だけのためでなく、
他の人のために使うことが大切です。」と話しました。


そうなのです。心臓はただのポンプに過ぎない。命とはこの世に置かれた時間。

実はヨギなら命とは呼吸数と説く。呼吸数とは時間をもっと具体的に捉えた、(時計ではなく)体で感じ取る時間の測り方でもあるので、両方とも同じ事を説き、アドバイス命中かと…短く浅い呼吸は命を縮めるのです。

先生の講義の一部はメモをとったので、次回更新にまとめてみます。年配の方々から得るインスピレーションはただただありがたく、祖父母を早くから失くしているせいか、年上層に余計惹かれます。同世代や若い世代の方々からも、勿論日頃素敵に熱いパワーをもらいますが、一味違った魅力的な世代上の方々とのふれあいの時間は貴重です。年上のお友達は大切です…なんといってもこれまで色々な道を歩んでいらしたので、ちょっとやそっとでは…容易く人を批判しない心の寛大さをお持ちで、親身になってくださいますし、理解が深く、的確なアドバイスもやはり豊な人生経験者だからこそ。一緒に居るだけで、とっても癒されるのです。多少つまずいても、何度も起き上がってきた方々、あらゆる試練を乗り越え、多少の体の故障を強いられていても、頑張って、できるだけ生き生き、生きるおじいちゃま、おばあちゃまのジェネレーション、感心してしまいますし、接するだけで癒されます~勿論始終の介護世話を要する時点ではもうそんなこといってられない負担なのでしょうが、まだお元気でらっしゃる、日野原先生みたいな方からは教わることが一杯です。

自分にとってこれからも、できるだけ年上で視野が広く、教養深く、人生観がにじみ出るような方から色々なことを学びとっていきたいです。ヨガもその一つですが、長かれ、短く儚かれ、先生のおっしゃった”上手に生きる”秘訣を掴んだような気がしました。実は先生のおっしゃった、健康に生きるための秘訣がヨガの教えに全く重なりあっている事実に、やはりヨガは総合的に色々な要素を含み、ヨガ哲学は凄いなと改めて感心してました。先生はクリスチャンですが、宗教的な見方ではなく、上手に生きていくためにはどうしていけばいいのか?と言った問いかけの答えがヨギッくだったので、はっとさせられました。何だったかおわかりですか?答えは次回にでも。

ヒント:ヨガプラクティスでもっとも大切な原則とは?

*T.クリシュナマチャリア師(1888 - 1989).:彼の教えはまだ絶えず、医師である息子さんが学校と財団法人を引き継ぎ、彼のもとで修行されたお弟子さんのお二人は、世界的なヨガの権威にのしあがり、ヨガをより多くの人にととアシュタンガスタイルとアイアンガースタイルを広めました。

*星の王子様…いかに人間が内面ではなく外見に拘り、浅はかか語るのが、たしかインド人がエスニック服でされた発表が学会に全く相手をされず、同じリサーチ結果を洋服でプレゼンしたら良い評価を受けるストーリー…そういったモラルが盛り込んでありませんでしたっけ?
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by Ananda-Balasana | 2013-10-16 15:18 | Beautiful People | Trackback | Comments(0)
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Certified & Registered Yoga Alliance Instructor:自然治癒力を高めるヘルシーライフ志向*カリフォルニア西海岸ジョイフル人生をCELEBRATE!全米ヨガアライアンスTT200+キッズ&アドバンスR&R認定トレーナー
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